高知県高岡郡佐川町の牧野公園の夜桜見物に行ってまいりました。
今迄にも何度か、お天道様の元でのお花見経験はございますが、牧野公園の夜桜を見るのは今回が初めてでございました。
何時も乍らの素人撮影で申し訳ございませんが、牧野公園の夜桜をお楽しみ下さいませ♥
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日が落ちたら灯される、酒蔵の横から公園に続く道の雪洞が、白壁に映えてなかなかの風情です。
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公園へと続く道は、静寂に包まれ、まるで時代がワープしたかのような雰囲気を醸し出していました。
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佐川町には青源寺と乗台寺というお寺があり、名庭を持つとして高知県内では良く知られています。
牧野公園の上り口のすぐ傍にある青源寺下付近の椿。
雪洞の灯りに照らされた夜の椿を、こんなにもじっくり眺めたことなどありません。
本当に素敵です。
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牧野公園の桜は、明治35年、植物学者牧野富太郎博士が東京染井で見つけた桜ソメイヨシノの苗を送ってこられ、
それを地元の有志が青源寺の土手などに植えたことに始まるそうです。
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月光に映し出される素敵な夜桜♥
※すみません。画像右上部に電気コードが写ってしまいました
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桜の枝の間から覗くお月様が素敵です♪ |
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昭和33年に「牧野公園」と称されるようになりました。
平成20年からは、公園の桜が老木となったことから、地域住民で桜を蘇らせようと、古い桜の伐採をおこない、
リニューアルを進めているそうです。
大切に守られいる桜。
良い木に育っています。
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こちらの桜は「日本の桜百選」にも選ばれており、県内外から多くの花見客が訪れています。
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しだれ桜も良いですね♪
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期間中、公園内には茶店があり、多くのお客様が夜桜の宴を楽しんでおられました。
いいね〜♪♪♪
一緒に行った従姉妹たちを横目に「どうして車で来ちゃったんだろう…。花見酒も良いね〜 代行をお願いしちゃおうかな」と独り言。
「あなたは暇でも私たちは明日仕事だから!」と、つれないお言葉。。。( 暇? 私が? ウソー! )
ここは土佐の高知の佐川町だ!
こんな素敵な夜に花見酒無しなんて….
次回より親族での行動は却下!と心に誓うLapinでありました。(単なる駄々っ子 m(_ _)m )
※買ってもらった「おでん&桜餅」と〜っても美味しゅうございました♥
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撮影時に拡大し過ぎてしまったヤマブキの花
桜と黄色いヤマブキの花とのコントラストが、春の景色に彩りを添え、とてもきれいです。 |
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素敵♪
耳をすませば、ベートヴェンの月光のメロディが流れてきそうな素敵な夜☆
牧野公園のある山は、佐川城跡とのこと。
荒城の月も心にしみる素晴らしい名曲です。
本当に素敵な夜桜です。
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青山文庫(せいざんぶんこ)も牧野公園上り口近くにございます。
青山文庫には維新の貴重な文献多数展示されています。
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歴史ある酒蔵の道。
夜の白壁も美しい。
【牧野富太郎】
牧野富太郎博士は、文久2年、土佐国高岡郡佐川村(現在の佐川町)の父・佐平、母・久寿のもと誕生しました。
生家は、酒造業と雑貨商を営む裕福な商家でしたが、幼くして両親を亡くし、祖母の手で育てられました。
私塾などで高度な教育を受けていたこともあり小学校2年で退学。
土佐ならではの自然に育まれながら、植物を愛し、自然を師とし独学で植物の研究を続けました。
22歳で上京。東京大学植物学教室で植物分類学の研究に打ち込み、日本で初めて植物の「ヤマトグサ」に学名を付け、
日本の植物学研究を世界のレベルにまで引き上げた業績は偉大です。
晩年も研究への情熱は衰えず、95年の生涯に於いて命名した新種並びに変種は約2,500種。
全国を調査して収集した標本は約50万点にも及びます。
春の訪れを告げる愛らしい花、バイカオウレンは、晩年東京で暮らした牧野博士にとって故郷を思わせる懐かしい花でした。
今も生家の裏山にたくさん自生しています。
明治35(1902)年、郷里佐川と五台山にソメイヨシノの苗木を送り、やがて牧野公園は桜の名所となり、
多くの人の目を楽しませています。
新緑を見に、また牧野公園に出かけよう♪
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